パイプ(鋼管)は、筒状に作られた鋼材です。そのパイプを加工するには、
主に鋸切断やプレス加工、レーザー加工など、様々な方法があります。
今回はノッチング加工についてご紹介します。
レーザーによるパイプの切断・穴あけ加工から曲げ・溶接まで対応可能なパイプ加工専門サイト
ノッチ(notch)・・・刻み目、切込み、切り抜き、くぼみの意味
ノッチング加工とは材料を斜めや曲線状に切断する加工方法です。そのためノッチング加工の形状は直線的なカッティングに比べ多様かつ複雑と言えます。
ノッチング加工の事例はコチラ↓
ノッチング加工は主に鋸切断、プレス加工、レーザー加工が用いられます。当社ではレーザー加工機を使用してノッチング加工をおこなっています。パイプのレーザー加工のメリット、その他加工方法との違いについてはこちらをお読みください↓
https://pipe-laser.com/column/547/
ノッチング加工には大きく2種類に分類できます。
①パイプの断面と側面を合わせる
丸パイプに沿わすためによく使われるえぐり加工です。次工程となる溶接工程や組付け工程時の位置決めも容易におこなえます。
②パイプの断面どうしを合わせる
パイプを斜めにカットしたりV字切込みを入れることで断面どうしを合わせます。垂直カットのパイプ2本を使用して製作した場合側面にパイプの断面がくることになりますが、ノッチング加工を用いることで1本のパイプで側面の外観も美しく仕上げることが可能です。
ノッチング加工にすることで曲げ工程や溶接工程が不要になったり、次工程を減らすことができるためコストダウンや短納期が可能となります。またノッチング加工なら曲げ加工では難しい角度の加工や、側面の外観も美しく仕上げることができデザインの幅が広がります。
今回は【②パイプの断面どうしを合わせる】の製品事例をご紹介いたします。
一般的なノッチング加工の加工実績例です。手で簡単に折り曲げることができます。
ノッチング加工はL字やコの字だけでなく、加工数や加工角度により様々な形状に応用可能です。
こちらの加工実績例では、左右のノッチング角度が違います。
レーザー加工ではノッチング加工と別の加工を一緒におこなうことが可能です。
こちらはノッチング加工と穴あけ加工を一緒におこなっています。
今回は、パイプのノッチング加工について解説しました。
パイプレーザー加工センターでは、パイプのノッチング加工をレーザー加工機で対応しています。
また、当社では2000年代前半からパイプレーザー加工機の運用実績があり、
国内でも屈指の運用実績を誇ります。
また当社は世界No.1パイプレーザー加工機BLM社の日本代理店も兼ねており、
レーザー加工にとどまらず切断・曲げといった複合機の運用も含め
国内での実績が多数ございます。
さらに、社内での一貫対応が可能となっていることから、
必要な形状の切断・曲げ加工はもちろん、パイプ同士の接合における溶接工程を考慮した
設計変更提案も行っており、数多くの加工実績に基づいた品質向上・コストダウン提案を
行っています。
パイプ加工にお困りの方は、パイプレーザー加工センター.comまでお問い合わせください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
お気軽にご相談ください! お問い合わせはこちら