パイプ加工においてスリット加工にはいくつかの意味があります。
こちらの記事では、スリット加工の定義と実際の加工事例についてご紹介いたします。
レーザーによるパイプの切断・穴あけ加工から曲げ・溶接まで対応可能なパイプ加工専門サイト
パイプ加工においてスリット加工にはいくつかの意味があります。
こちらの記事では、スリット加工の定義と実際の加工事例についてご紹介いたします。
スリット(slit)とは切れ目、切れ込み、隙間などの意味です。
パイプにおけるスリット加工には主に3つの形状があげられます。
1つ目は、細かな角穴が等間隔に加工されている形状です。
こちらは角パイプや楕円パイプに特に多く見られる加工形状で、
製品の組付け時に高さや位置などを調節の目的でよく用いられる加工形状です。
2つ目は、長細い切れ込みのような加工形状です。
丸パイプ、角パイプともによく見られる加工形状で、
板金やアクリルなど板状のものを切れ込み部分に入れる目的でよく用いられる加工形状です。
3つ目は、大きな切れ込みのような形状です。
丸パイプ、角パイプともによく見られる加工形状で、
他のパイプや別パーツとのジョイント部分のような目的としてよく用いられる加工形状です。
パイプレーザー加工センターでは、上記3つのスリット加工全てに対応可能です。
中でも、当社が保有している当社が保有しているBLM Group製パイプレーザー機 LT7は
1つ目の細かな角穴が等間隔に加工するスリット加工に非常に適しています。
通常、パイプレーザー機で穴をあける際、
「パイプを動かす軸」と「カッティングヘッドを動かす軸」の2つを使用します。
しかしLT7の場合、「パイプを動かす軸」は使用しません。
その代わりにカッティングヘッドを首振りさせることが可能です。
このカッティングヘッドは非常に軽いです。
「パイプを動かす軸」は使用せず、軽いカッティングヘッドを首振りすることによって
穴をあけるので、LT7は通常のパイプレーザー機よりも早く穴をあけることができます。
そのため、LT7は小さい穴を何個もあけるスリット加工に非常に適した機械といえるのです。
▼実際にLT7がスリット加工をしている動画をご覧ください!(2分22秒~2分32秒)▼
こちらは、鉄パイプをスリット加工した事例です。オフィステーブルの脚に使用されます。
パイプのスリット部に板金の金具を差し込めるように加工しています。金具を差し込んだ際に
端面が平坦になるようにスリット部に段差を付けています。このような形状をプレスで
加工しようとすると、工程を何度も分ける必要があるため時間がかかってしまいます。
また、変形する可能性が高く、高精度な加工が難しいです。
当社では、レーザーで加工を行っているため、短納期かつ高精度な加工を
実現することができます。
こちらは、家庭用健康器具の支柱です。
角パイプの上面下面に大きなスリットと、左右面に丸穴の穴あけ加工をしています。
丸穴は貫通穴であり、組立時に別のパーツが貫通する仕様の為、加工時にパイプが
歪んだりするのを避けなければなりません。このような歪みの発生しやすい形状でも、
非接触加工の3次元レーザー加工ならば、高品質で安定した生産をすることが出来ます。
今回は、パイプのスリット加工についてご紹介しました。
当社の保有する3次元レーザー加工機であれば、
高精度かつ短納期でパイプ加工を行うことが可能です。
また、スリット加工のようなパイプの切断以外に穴あけや曲げ、溶接、塗装、組立まで
一貫して対応しています。
パイプ加工にお困りの方は、パイプレーザー加工センター.comまでお問い合わせください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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