こちらの事例は3次元レーザー加工機で皿穴(皿モミ)加工をおこなっています。
皿穴(皿モミ)とは組付けの際、皿ネジと呼ばれる種類のネジの頭を部材(パイプや板金など)と同じ面もしくはそれ以下に沈めるために
部材へあけた穴の縁を面取りした形状を指します。
そうすることで、ネジの取付面がフラットになり、仕上がりが良くなります。
従来、皿穴(皿モミ)加工をおこなうためには、
使用したいネジのサイズに合わせボール盤などで穴あけ加工をおこなった後
皿穴用ドリルを使用し、ボール盤などで面取り工程をおこなう必要がありました。
レーザー加工機で皿穴(皿モミ)加工をする場合、パイプに対して45度の角度からレーザーを当てなければならず、
2次元レーザー加工機においても皿穴(皿モミ)加工は不可能な加工形状でした。
しかしパイプに対して3次元的に加工することが可能な、3次元レーザー加工機を使用することで、
レーザーでの皿穴(皿モミ)加工が可能となりました。
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