こちの事例では1本のパイプにノッチング加工をしたのち、ロボット溶接機でロの字に溶接をしています。
一般的にロボット溶接をおこなう場合、その製品に合わせた溶接治具を作成します。
溶接治具を使用するメリットとして
①品質の安定
②生産性の向上
などがあげられます。
しかし溶接治具の作成には時間やコストがかかり、大きなモノになると場所をとることにもなります。
そこでパイプレーザー加工センターでは溶接治具の簡易化を進め製品ひとつひとつに専用治具を作成するのではなく、治具になるパーツを定盤の上で組み付けることで多様な製品に対応しています。
今回は円柱スペーサーと磁石を用いて簡易治具を作成しています。定盤にしっかりと固定することで専用治具と変わらない安定した品質で量産することが可能です。