曲げ直前・直後のパイプの直線部分の長さのことを送り寸法(つかみしろ)といいます。
パイプ曲げには、“パイプベンダー“と呼ばれる工具を使用しますが、その特性上必ず直線部分が必要になります。
この事例はスチール材φ22.2の丸パイプに曲げ加工をおこなうのですが、図面上送り寸法は充分ではありません。
通常このような場合
①送り寸法を確保するため図面上よりも長めにパイプを切断
②曲げ加工
③ノコ盤などで不要になった送り寸法を切断
という工程を取り、図面通りの形状を作ります。
しかしパイプレーザー加工センターで保有しているパイプレーザー加工機とベンダー機を使用すると
①上記と同様に、送り寸法を確保するため図面上よりも長めにパイプを切断しますが、
このとき後で不要になり切断する場所にレーザーで切れ目を入れておきます
②曲げ加工
③切れ目部分を軽く叩けば、パイプは切断されます
この工程であれば最後の、ノコ盤などでの切断が不要になり、サイクルタイムの短縮につながります。
当社では、製品の用途にあわせた最適な加工方法を提案しています。パイプ加工にお困りの方は、パイプレーザー加工センター.comまでお問い合わせください。